毎日が遠足♪スウェーデンのバスの保育園

子育て

まもなく2か月の長い夏休みも終わり、スウェーデンでは新学期が始まります。育児休暇のパパやママと過ごしてきた1歳を過ぎた子供達も、新学期から保育園に通い始めます。初めての通園のための準備はたくさん!制服も決まったバックも帽子もないので、みんなそれぞれ好きな色やデザインの必要なものを用意します。

保育園も一般的な市立の保育園から、園児の親たちが協同経営する小さな保育園、宗教色のある保育園、電気自転車の荷台に子供達を乗せて多くの時間を屋外で過ごす保育園など、特色のある保育園までさまざま。中には、4-6歳児対象のバスのクラスもあります。元々保育園施設の不足のために設けられたクラスですが、街に住んでいる親子にとって大助かり。何せ自然の中で毎日のびのび過ごし、たくさんのことを体験できるから。

バスは9時に出発し、15時には保育園に戻ってくるので、朝も夕方も普通に保育園に送り迎え。バスのクラスの先生たちはバスの運転免許をもっていて、先生の運転するバスで出かけます。夏は野イチゴやブルーベリーが採れる場所や、砂遊びができる湖の近くへ。冬ならスケートやソリ遊びができる自然の中へ。時には図書館や美術館、博物館、下水場や消防署などに社会科見学に出かけたりすることも。毎日が遠足で、連日同じ場所に行くこともあれば、違う場所に行くこともあり、先生たちが場所を決めることもあれば、子供達がリクエストすることもありますが、どこも30分以内で着ける場所ばかりです。子供たちは自然の中でたくさんの昆虫や動物、植物について学んだり、きれいな石をポケットいっぱいに詰め込んできたり、ある時はドングリや松ぼっくりでいっぱいになったリュックを持って帰ってきたり。昔ながらの方法でバターを作って食べたり、沢山のブルーベリーを食べて手を真っ青にして帰ってきたこともありました。

お昼は給食室から保温された状態で積み込まれた給食を食べます。バスにはパントリーやトイレ、4人で向き合って座る座席の真ん中にはテーブルもついているため、天気が良ければ自然の中でお昼を食べ、天気が悪ければバスの中でランチやおやつを食べたり、お絵かきや工作をすることもできます。

常に外にいることを前提にした服装で通園するので、子供達のリュックにはレインコートや帽子、手袋、着替え、日焼け止めクリーム、冬場は手袋の替えや厚い毛糸の靴下などを入れておきます。風邪などが流行る時期は防寒対策が大切ですが、屋外で多くの時間を過ごすせいか、風邪をうつす割合が低く、子供達の病欠も少ないようです。

新しい保育園を開設するためには、時間も費用もかかりますが、一時的な解決策として、今後もバスの保育園が重宝されるようです。働く親達にとってありがたい保育園ですが、ユニークなバスの保育園は、きっと子供達にとっても毎日わくわく刺激的で、楽しく過ごせることでしょう。
さあ、今日はみんなでどこへ行くのかな!!

 

この記事は、スウェーデンに住む2児の日本人母によるお話です。
彼女の子供達は、保育園に通い始めて実際に「バスの保育園」を経験しました。

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