共働きで子供が発熱!仕事はどうする?

子育て

スウェーデンで子育て中のワーキングママから、現地の子育て事情をお届けします。

ワーキングママ&パパを救う「VAB」とは
子育てと仕事の両立に前向きなスウェーデンには、働く親にとってありがたい「VAB」があります。
VABとは、vård av barnの略で「子供の世話」と言う意味。略字が変化して「vabba」という動詞として使われるほど浸透しています。では、VABとは一体どのようなものでしょうか?

日本では、市区町村に「子育て支援課」などがありますが、スウェーデンには「Försäkringskassan」と呼ばれる社会保険事務所があります。産休や育児休暇の手当て申請から、仕事を病欠する際の手当て、失業中の活動に必要な手当て、障害を持つ方々の手当ての申請まで幅広い社会保険を統括しています。

共働きで子供が発熱!さぁ仕事はどうする?
共働きが一般的なスウェーデンでは、子供が1歳を過ぎると保育園に預けられますが、子供が発熱した場合は保育園には行けません。解熱後24時間を経たなければ保育園に預けられなかったり、伝染しやすい病気の場合は、症状が治まってから48時間待たなければならなかったり、さらに兄弟姉妹も自宅待機になる事があります。

病気の子供の世話で、仕事を休まざるを得ない時や失業手当てが受けられない場合、また、どちらかの親が育児休暇中でも、その育児休暇中の親が病気で子供の世話が出来ず、仕事や就職活動を病気の子供の世話で休まざるを得ない場合、社会保険事務所にVABの申請をして、通常子供が<生後8ヶ月から12歳になるまで>手当てを受けることが出来ます。さらに、子供を病院に連れて行く場合もVAB申請が可能です。

職場によってVABの受け入れ方に違いはあるかもしれませんが、一般企業であろうと公務員であろうと、誰もが病気の子供の世話のために仕事を休み、年間120日までVABの申請をして手当てを受ける事が出来ます。

子連れで会議。職場の反応は?
私も子供達が保育園に通っている頃は、年に何度かVABの申請をして仕事を休みました。今の私の仕事は、勤務時間が18時間でなくても年間で定められた勤務時間に達すれば良いため、VABを申請せずに残業分を充てたり、家から仕事をしたりする事が多くなりました。仕事のスケジュールに合わせて両親が交代で休みを取って何とか乗り切りますが、子供がある程度元気な場合や、子供が病気ではなくても学校や学童が休みになった際に、子連れで出勤する人も珍しくありません。
子連れで会議に出席した事も何度かありますが、育児の経験の有無に関わらず、職場で皆さん快く「力強い助っ人が来たね!」などと言って子供達を寛容に迎えてくれます。

特に2(februari)は風邪やインフルエンザ、ノロウィルスなどに罹る子供が多く、VABを申請する人が多発!februariならぬVABruariと言われるほどです。

スウェーデンでは10月になると最高気温が10度を下回り、気候の変化に伴い風邪もちらほら流行ります。1、2月になれば、さらに厳しく最高気温がほぼ1度。VABという優れたシステムはありますが、日々の栄養補給と衛生管理に気をつけて、病気にかからないに越したことはありませんね。適切な服装で、みなさん暖かくお過ごしくださいね。

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